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開局を夢見る薬剤師の独り言

医療用医薬品、OTC、漢方薬(中医学)、ハーブを極めるべく日々ゆっくりと学習中。目標は30歳までにある程度満足できる仕上がりにすること。

市販薬のロキソニン外用剤(テープ・パップ・ゲル)!! とても良い薬だけど少々売りにくいです・・・

 要指導医薬品のロキソニンパップ・テープ・ゲルが販売になりましたね!!

 

 ドラッグストアや薬局で処方せんなしでロキソニン外用薬の購入が可能になった! とてもいいことですが、実際に販売をしようとするとなかなか売りにくいことに気づきましたので、今回は適正使用・販売を目的として少しまとめたいと思います。

 

 何が売りにくいのかというと、「処方せんでロキソニン外用剤を使用している人が、薬が足りなくなったから買いに来た! という場合には販売ができない」というところです。

 

 理由としては、ロキソニン外用剤の添付文書(使用上の注意)に、

5~6日間使用しても症状がよくならない場合には使用を中止し、この外箱を持って石または薬剤師に相談をして下さい(他の疾患の可能性があります)」

連続して2週間以上使用しないで下さい。(本剤は痛みを一時的におさえるものです。痛み等の症状が継続する場合には、使用を中止し、医師の診療を受けて下さい)」

と記載があるためです。

 

 かたっくるしいので書き直しますと、医師の診断なくロキソニン外用剤が買えることは間違いありませんが、あくまでも軽傷の方への販売が可能になったという形で、通院して治療中の方の補充という販売はできないといった感じです。

 

 2016.4に診療報酬の改定があり、処方せんでの外用薬の枚数が70枚までの制限ができてしまったこともあり、「足りないから買いに来た」というお客様(患者様)が増えてしまう原因になっていると考えられます。

 私としては、足りなくなったから買いに来たという方には正直なところ販売をしたいと思っております。ロキソニン外用薬の血中への移行はごくごく微量で安全性は高いと考えられますので。(過去記事「ロキソニンパップ100mg」の血中移行性について

 

 ただ、

「毎回病院で処方してもらうだけだし薬も全然変わらないから受診がめんどくさい」

「受診をやめて毎回ドラッグストアや薬局で買う」

「気づかないうちに症状が進行していて、手遅れになってしまう」

といったリスクが考えられるので、やはり治療中の方はしっかりと受診して経過を見ていただくというのが一番と感じます。

 

 とりあえず言いたかったこととしましては、ロキソニン外用剤は現役で医療用で使われておりますしとても良い薬です! が、適正使用・販売を行わないとお客様や患者様に有害な事象が起こるかもしれないことと、テキトーに販売をして薬剤師としての信用を失ってしまうと、ロキソニン外用剤の販売中止になったり、新たなスイッチOTCの認可にも影響があるかもしれないので、適正使用・販売をしてきたい! といった感じです。

 

 

【おまけ】

ロキソニンテープの用量換算(添付文書より):

ロキソプロフェンNa水和物 膏体100g当たり無水物5g


テープ 膏体1gのため、無水物0.05g=50mg

テープL 膏体2gのため、無水物0.1g=100mg

 

ロキソニンパップの用量換算(添付文書より):

ロキソプロフェンNa水和物 膏体100g当たり無水物1g

 

パップ 膏体10gのため、0.1g=100mg