開局を夢見る薬剤師の独り言

医療用医薬品、OTC、漢方薬(中医学)、ハーブを極めるべく日々ゆっくりと学習中。目標は30歳までにある程度満足できる仕上がりにすること。

「ロキソニンパップ100mg」の血中移行性について

 先日、ロキソニンパップ100mgとロキソニンテープ100mgを全身が痛いから貼るという患者様がおりました。

 処方せんには「医師の指示通り」のみ・・・。もちろん患部の記載もなし! 1日の貼付枚数もなければ1日何枚の記載もなく、何日分の処方かも記載なし!

 H28.04より貼付剤の処方の規制強化もあったのに、何故明記しないのか私には理解ができません・・・。
※患者様に「医師から1日何回で貼るように聞いていますか?」、「1日何枚まで貼っていいか聞いていますか?」等々質問しましたが、特に指示は受けていないとのことでした。

 

 処方せんをしっかり書いていただけていないことに正直イラッとしておりましたが、愚痴ばかり言っていても得られるものは何もなく、ただ医師に問い合わせるのも仕事としてどうなのかということで、念のため販売会社の「第一三共」様に1日何枚まで貼付しても差し支えないかと質問をしてみました。

 

 結果は・・・
ロキソニンパップ100mgについての貼付後のロキソプロフェンとしての血中への移行は1/10以下。6枚貼っても内服のロキソニン錠60mg 1錠に満たない。
ロキソニンテープ100mgについては同様の試験は行っていない。

とのことでした。

 

 ロキソニンテープ100mgについては試験結果がないため考察となります・・・。

ロキソニンテープの添付文書より、
○1枚(膏体質量2g)中 ロキソプロフェンナトリウム水和物(日局)113. 4mg(無水物として100mg)
○10cm×14cm

ロキソニンパップの添付文書より、

○1枚 (膏体質量10g) 中に次の成分を含有。ロキソプロフェンナトリウム水和物(日局)
113.4mg(無水物として100mg)

○10cm×14cm

テープ・パップ共に1日1回の用法・用量であることも考えると、テープの方もパップと大差はないのではないかと考えられます。

 

 全身にたくさん貼っても大丈夫です! と言い切れはしないものの、相当な枚数で貼らない限りは体内への影響は低いと考えられるため一安心・・・?